歯周組織再生療法

メインテナンス
Maintenance

メインテナンスの意義

ph1 歯周病は再発の多い病気です。
症状が治ったとしても、そこは一度歯周病に侵されており、再度歯周病になってしまう可能性が高くなります。 溶けてしまった骨が歯周病になる前のようにきれいに元通りに戻ることはありません。 治療が終わったらかと油断し、歯磨きを十分に行わないと細菌が活動しはじめ、簡単に再発します。 再発防止のためには、治療後の定期的なメインテナンスが大切なのです。 特に歯周外科治療を行った場合、メインテナンスを行わないと歯周病が悪化するという研究報告も出ています。


自分で行うケア

ph1 毎食後の歯磨きは予防の基本であり、歯を1本1本丁寧に磨いていくと最低でも10分はかかります。 それを1〜2程度で適当に終わらせると、磨き残しがとても多くなってしまいます。 以下の正しい方法で、1本1本確実に磨けるよう心掛けましょう。 歯磨きを上手に行うポイント 自分に合った歯ブラシや歯磨き剤を選び、 プラーク染色剤などを使用して磨きにくい部位や磨けていない部位を知りましょう。

歯磨きの方法
バス法
プラークの付着しやすい歯と歯ぐきの境目、歯周ポケット内の清掃を重点的に行います。 歯ブラシを歯と歯茎の境目に45度の角度で当てて毛先を歯周ポケットの中に入らせ、細かく振動を与えるように磨きます。 歯肉のマッサージになり予防だけでなく治療んも効果的な方法です。
スクラビング法
歯と歯ぐきの境目の磨き方に効果があります。 毛先を歯の面に少し強めに垂直に押し当てて小刻みな動きで振動を与えると、 毛先が歯と歯の隙間まで十分に行き届きます。 大きく動かしすぎると効果が出にくいので注意しましょう。 歯と歯の間の歯肉は歯肉炎に最もかかりやすい部分なので、 磨き方がきちんとできれば歯周病の予防と治療に効果的です。

歯科医院で行うケア

ph1 PMTC 硬くなった歯石や着色などは自分で取り除くことはできないので、歯科医院でクリーニングする必要があります。
それが『PMTC』です。
PMTCとは、『Professional(専門家が)Mechanical(機械を使って)Tooth(歯面を)Cleaning(クリーニングする)』の略称で、 歯科医師や歯科衛生士などの専門家が器具やフッ化物入りペーストを用いて、歯面とその周辺のプラークを除去する方法です。 ツルツルに磨かれた歯面はプラークが付着しにくくなり、予防は絶大な効果を発揮します。 定期的にクリーニングを受ければ口の中を常に良好に保つことができるので、予防には欠かせません。

ph1 定期検診 定期健診を受けることによってむし歯や歯周病の早期発見、早期治療が行えます。 それによって肉体的、精神的、時間的、金銭的な負担が軽くなるというメリットがあります。

定期検診では、主に以下のことを行います。
  • むし歯や歯周病の検査・治療
  • 歯石の除去
  • フッ素塗布によるむし歯予防
  • 歯磨き指導
  • 口の健康に関する相談
定期検診は、少なくとも半年に1回受けるのが理想です。 全身の健康を左右するといっても過言ではない口の健康。 侮ることなくきちんとケアすることを心がけましょう。
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